スピード命・博多天神
2024-04-24
4月も終わりに近づき、まもなくGW(ゴールデンウィーク)。最近は諸事情で新宿駅に食事に行くことが増えました。何軒か巡って一通りお酒を飲んだあと、以前から新宿東口の一角に必ず訪れるお店。本日はそちらの店舗のご紹介。
「博多天神 新宿東口駅前店」
駅からすぐの赤提灯。歌舞伎町から駅へ向かう道中にその店はある。お世辞にも綺麗とは言えない外観だが、その中に吸い込まれるように入っていく人々。都内に7店舗構える「博多天神」が本日の舞台である。その歴史は意外と長く1993年 新宿西口店オープンに遡る。一時は現在の倍となる15店舗を誇ったが、話題となった外国人の不法就労助長による書類送検や昨今のコロナ禍の影響を受けたのは言うまでもない。
ここまでの話を聞けば良くないイメージしか湧かないと思いますが、店内の活気は決して影響を受けてるようには思えない。俄然、以前からと変わらずに外国人従業員がほとんどの店内。何ならこの日は夜中の2時半にもかかわらず人がごった返しているのだから人気なのであろう。
【チャーシューメン 850円】
物価の高騰によって「ラーメン1,000円時代」と言われる昨今、こんな安価に食べれるお店があるだろうか。シンプルでさっぱりした真っ白な豚骨スープに絡み合う極細ストレート麺。そして、これらを提供する時間の早いこと。入店したらもう出来てるんじゃないの?というぐらいのスピード感でラーメンが出てきます。
これぞまさに博多とんこつラーメン文化。と言うと本場の方に怒られるかもしれませんが、博多とんこつラーメン誕生の過程で重きを置かれていたのはスピード感。漁師の街でいかに早く、多く食事を終えられるか考えられて誕生したと言われます。その結果生まれたのがこの極細ストレート麺。火の通りが早く、湯切りもしやすい麺が採用されたってわけですね。ちなみにここ博多天神の替玉提供時間は10秒もかかりませんでした。
破格のサービスは続いて替玉が一玉無料!さらに二玉以降も100円という安さ。流石にこの歳で何玉も食べられたものじゃないですが、胃袋に自信のある方は是非最高記録に挑戦してみて欲しいです。こんな物価高騰の世の中でこのサービス。負けずに続いて欲しい一つの文化です。
<本日の掲載店舗>
博多天神 新宿東口駅前店
新宿区新宿3-22-13
SHOWMA
相模原市出身。関学大卒業後の22歳からDJとして新宿・六本木など都内各所で活動。2020年にはSME Projectより自身初となるミックスアルバムを発売する。2023年より地元・相模原を拠点に移し、DJの講師や体験ワークショップを開催。本業の自動車業の傍ら、市のイベント運営や地域貢献活動も精力的に行なう。主に市内のラーメン情報を得意とし、相模原市長からもラーメンインフルエンサーとして認識される。年間150杯以上のラーメンを食す。