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住宅街に潜む!田名・なか山

春一番が吹いたと思えば最低気温がマイナスへ急降下も見せる3月。少しずつ春の香りを届けてくれるのは悲しいかな、大量の花粉であります。

今年は例年ほどではないと言われても花粉症持ちには無関係。洗えど洗えど黄色い車で訪れるは相模原市中央区の田名の住宅街。

たまには書きます、ラーメン以外の記事
「そば なか山」
こんな住宅街の中に?と初めて来店する人は皆が思うほどの住宅街にあるそば なか山さん。この日も駐車場は満車で一時は外に待機客が出ることもありました。皆が求めているのはここで食べられる本格江戸蕎麦。口コミで広がり市外から訪れる方もいるまでの人気となりました。
京橋藪伊豆の総料理長を務めていた大将が自宅の横に建てたお店。座敷もあり、1人でも団体でも入れる店舗となっています。開店当初から不動のメニューもあれば、季節によって変わる天ぷら創作蕎麦なんかも食べられます。

ちなみに店の名前「なか山」は大将の名字がそのまま名前の由来になってます。
【大正海老と舞茸天かけそば 1,780円】

今回頼んだのは大正海老と舞茸天かけそば。通常はせいろのメニューなんですが、この時の外の気温は5°Cということでかけそばに変更。こちらが希望すると臨機応変に対応してくれます。
なか山さんの蕎麦は二八蕎麦。たまに聞く二八蕎麦十割蕎麦の違いについて簡単に述べると、そば粉とつなぎ粉の割合が8:2なのが二八蕎麦そば粉だけで構成されるのが十割蕎麦です。

つなぎがある分、弾力が出て滑らかな口溶けです。丁寧に店内で打たれた蕎麦なので、風味もよくて香りも楽しむ事ができます。

ちなみに二八蕎麦の名前の由来はこの割合だけでなく「2×8=16」で蕎麦発祥当時の価格が十六文だったからという一説もあります。
もう一つの主役・大正海老と舞茸の天ぷら。大正海老は正式名称を「高麗(こうらい)海老」と言って、車海老より比較的日本では流通している種ですね。サイズ感も丁度良いです。

なか山さんの天ぷらはホクホクでサクサク。塩で食べてもよし、つゆにつけてもよし。こんな本格蕎麦と天ぷらが住宅街で食べられるなんて、知らない人がいたら是非教えてあげて欲しいですね。



<本日の掲載店舗>
 そば なか山
 相模原市中央区田名7198-8

相模原市出身。関学大卒業後の22歳からDJとして新宿・六本木など都内各所で活動。2020年にはSME Projectより自身初となるミックスアルバムを発売する。2023年より地元・相模原を拠点に移し、DJの講師や体験ワークショップを開催。本業の自動車業の傍ら、市のイベント運営や地域貢献活動も精力的に行なう。主に市内のラーメン情報を得意とし、相模原市長からもラーメンインフルエンサーとして認識される。年間150杯以上のラーメンを食す。