グルメ,  ラーメン,  塩ラーメン,  相模原,  豚骨

誘惑する花の行列

真夏日の連続で梅雨は何処へ
夏の香りが漂ってまいりましたね

今年はコロナの影響を受けない夏休みを迎える
そんな家庭も多いのではないでしょうか

感染者が増えてきているなんて
専門家は言いますが、そう言うのが仕事だし

ただ、手洗いうがいは欠かさない私であります
「麺屋 蓮花」
さて、今回は口コミを基に南区

ねとらぼ調査隊が定期的に発表している
相模原で人気のラーメンランキング

こちらのランキング1位となっただけでなく
ラーメン好きからもその名を聞くようになった

"とんこつらーめん 麺屋 蓮花"

私が初めて訪れたのは2年半ほど前のこと

当時フェスタ配信の件で相模原を深掘りする
YouTubeチャンネルの方との打ち合わせでした

ただその頃は知る人ぞ知る的な店だったので
ラーメンランキング1位って聞いて驚きました
12:30 着いたら既にこの行列
右に車の渋滞、左に蓮花の行列

なんたってここは市内屈指の混雑の名所
国道16号の古淵駅入り口交差点に向かう道沿い

交差点の先にはイオンやイトーヨーカドー
とても土日に車で近寄るべき場所ではありません

今回はイオンに車を停めていざ麺屋 蓮花へ
よく見ると味噌とんこつもある模様
とりあえず、待ってる間にメニュー表
写真付きは親切で助かりますね

ここに来たなら塩とんこつ一択と思ったら
大好きなマー油の塩とんこつを発見

マー油の場合ちゃーしゅーめんは選べず
追加トッピングでどうにかするしかなさそう

過去のSNSのアーカイブを見たら
前回も同じ反応でマー油塩とんこつ食べてました
(結構好きなものって変わらないんだなと実感)

ちなみによく見ると味噌とんこつもあるそうな
とんこつラーメンをぐるっと回る黒い油
【マー油塩とんこつ 800円】
 
このフォルムだけで既にお腹が鳴ってきます
それもそのはず、なんだかんだ行列に約15分

普段はここまで並ばないけど
古淵までわざわざ来たのだから並びましたよ


クリーミーな豚骨が優しく引き立て
糸唐辛子や白髪ネギがこれにベストマッチします


元来、塩って肉や魚料理に限らず
素材の味が1番出やすい味付けと言われ

通ぶる人は「塩だけ」なんて言いますよね

まぁ、豚骨などの臭みがある素材だと
どうしてもそれが裏目に出ることもあるわけです

が、その豚骨の臭みがなくなるぐらい
丁寧に精製された豚骨スープがここにあって

尚のことこの塩味が活きる訳で
塩によって引き立つ極上豚骨スープの完成です
柔らかい叉焼、コシある細麺
極上の塩とんこつスープにパンチを加えるのが
お馴染みマー油こと焦がしニンニク油

丼を一周した黒き魔法の油
レンゲでスープを掬えば全体へ拡散されます

このマー油に関して言えば
元は熊本の桂花などをはじめとした文化

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/マー油
(最近私も家でオリジナルマー油を作ってみたり)

ラーメンに限らず炒飯やカレーに入れても
一気に香ばしい香りを放つ秘密兵器となります


麺は細麺ながらもコシがあって
食べ応えの良さは大分寄りの麺でしょうか

そう考えると蓮花さんのラーメンは
まさに豚骨文化のハイブリッドですね
替え玉に少し乗った叉焼が嬉しい
厨房を囲うように作られたカウンター
ほぼワンオペの厨房ですが
席もそこまで多くなく、対応も丁寧なお店です

反面、これでは行列が出来るのは当たり前で
並ぶのが苦手な人は避けるのかも知れませんね

これも良い方に転べば
いわゆる「バンドワゴン効果」といわれるもの
(一応これでも心理学をかじっております)

みんながいつも並んでいるという視覚効果が
「人気なんだ」という認識を見る人に持たせて

興味を引きみんなが美味しいと思ってる店に行くという同調性を促すことに繋がるわけです

無論、本当に美味しいラーメンじゃないと
列を成さないし、効果は見込めないわけですが

その期待に応えていることで
昨今の人気を生んでいるわけですね


国道に向かう道中、視界に入る蓮花の行列
知らないうちに貴方も誘惑をされているのです




<本日の掲載店舗>
 麺屋 蓮花
 相模原市南区西大沼1-1-12

相模原市出身。関学大卒業後の22歳からDJとして新宿・六本木など都内各所で活動。2020年にはSME Projectより自身初となるミックスアルバムを発売する。2023年より地元・相模原を拠点に移し、DJの講師や体験ワークショップを開催。本業の自動車業の傍ら、市のイベント運営や地域貢献活動も精力的に行なう。主に市内のラーメン情報を得意とし、相模原市長からもラーメンインフルエンサーとして認識される。年間150杯以上のラーメンを食す。